第2話 プロローグ②

翌日

アジトに行くと、みんな大変な騒ぎとなっていた。

「おい!ティキが来たぞ!」

僕は、3人の男たちから、手錠をはめられ
勇者の部屋に連れて行かれた。

みんなは僕の事を白い目で見ている。
何があったんだろう?

とうとう、勇者様の部屋にきた。
勇者はカンカンに怒っていた。

「ティキ!貴様〜、昨日、俺に何て言った!?」

「え!?特に失礼するようなことは言って…」

「ウソつけ!俺に対して」
ーーーーー
闘えない勇者なんて、本当に勇者なのだろうか?
ーーーーー
「って言っただろう!!」

ティキは頭が真っ白になった。

なんで!?誰もいないところで、ボソッと言っただけなのに?

実は仲間の魔法使いが、ティキの背中に盗聴器を仕掛け
盗み聞きしていたのである。

がーん。ティキの目から生気が失われた。

ティキは涙目になって。

「待ってください、僕は今まで2年間、一生懸命ギルドに尽くしてきました!!」
「尽くしたと、言っても、俺を怪我させたり、悪く言ったりしただろ!?」

  僕は攻撃力を10倍にするスキル、
  アストロジーを持っています。
  だから攻撃力は、このギルド、いや同盟も含めて、
  その中で一番なんです。
  だから、チャンスをください。
  もっと役に立って見せます!
 」
「その事なんだが…お前のそのスキルは確かに魅力がある」
「あ、ありがとうございます」
「違う!」
「え!?」

サクリオを、怪しげな笑みを浮かべた。

「そのスキルは置いていけ!」

  な、何を言っているんですか?
  これは、僕の大事なスキルです。
  これが、なくなったら、
  僕はスキルがゼロになってしまいます
 」
「言うことが聞けないのか!?」
「そんなこと、言われても。ムリですよ」
「だったら、同盟ギルド全員にお前は、みんなの敵だってことにしてやるよ!」

ティキは耳を疑った。

「ウソですよね!?どうして、僕が、みんなの敵になるんですか?」
「俺の言うことを聞かないなら、しかたないだろ?恐怖で頭いっぱいにしてやる!」
「あなた、それでも、勇者ですか!?」
「何だと!?またしても言ったな?ティキ!!!」

サクリオは、脅威に満ちた表情に豹変した
ティキは震え上がった。

「俺は誇り高き勇者だ。ここまで、言われてもう黙っていられない!」
「わかりました、スキル、差し上げます」
「ようやく、理解したようだな。いいだろう、そのままジッとしていろ、すぐに終わる」

仲間の魔法使いが近寄ってきて、胸元から、黒の刻印が施されたアクセサリーを取り出した。
ティキの額にかざした瞬間、青白く光った。

全身に激痛が走り、ティキは思わず叫んだ!!

スキルが吸い取られていく。
ティキはそのまま、倒れた。

「よし、スキルは手に入った。もう、こいつに用はない」

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